炭素繊維 2008 3 1

バブルは、最終段階になると、急激な価格上昇となる。

 最近、2008年度の鉄鉱石価格は、前期比65%アップで決まったというニュースが、
日本の産業界では、衝撃的なニュースになっています。
これからも、鉄鉱石の価格は、急上昇するかもしれません。
おそらく、後世の人たちは、「あれは鉄鉱石バブルだった」と言うことになるでしょう。
 中国では、現在、「鉄の時代」を迎えていますが、
日本は、「鉄の時代」から「炭素繊維の時代」へと移っていくでしょう。
車のボディは、鉄ではなく、炭素繊維で作ることが常識となっていくでしょう。
 おそらく、今後、技術力のある国では、
「炭素繊維の時代」が花咲くことになり、
鉄は、発展途上国において、産業用の基本素材として使われていくでしょう。
 日本の産業界は、鉄鉱石の高騰を心配しているようですが、
それは、過去のことになってしまうのです。
鉄鉱石の高騰を心配するのは、技術力のない発展途上国の仕事になるでしょう。
 時計で測られる時間は同じでも、
すべての人が、いや、すべての国が、同じ時代を生きているとは限らないのです。
未来に生きている国もあれば、
今を生きている国、
過去を生きている国もあるのです。
 過去と未来は、現在に同時に存在する。
やがて、物理学の発達によって、それが常識となるでしょう。

















































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